秋田県南のおいしい食べ物をプッシュするコーナーです。おいしさの基準は人それぞれですが、ライターの好みは、化学調味料に頼らず、良い素材の旨味を重ね合わせ、手間を惜しまず磨いた技で調理された「うまい!!」と思わずつぶやきたくなるような食べ物です。 GACKTさんが「毎日食べている物が、自分自身」とおっしゃっているのは、1つの道を極めた人の言葉として、大きく深いものがあると感じています。

さつま天・・高市青果店

秋田県湯沢市の高市青果店さんの「さつま天」をご紹介します。

芋の天ぷらというのは、全国各地で昔から食べられていたみたいですが、 家庭料理とは言え今どきは自宅で材料をそろえて時間をかけて作るのは気が重いと思います。人それぞれ時々無性に食べたくなる食べ物があると思いますが、 さつまいもが食べたくなったら、コンビニエントに高市青果店さんの「さつま天」をいただくのが手っ取り早い選択かと思います。一度食べたらリピートしたくなるおいしさですよ。

さつまいもと小麦粉と砂糖と油の絶妙な味のハーモニーに、表がカリッと中が温かほっこりの食感が加わって、とても幸せな気持ちになれます。 濃い目のお茶やコーヒーとセットでいただけば大満足のティータイムを楽しめると思います。 湯沢市街地の女子で、このお菓子を食べたことのない人はいないのではないかと思うぐらいに女子に人気のお菓子です。他にも、このお店では「オランダ焼き」も人気商品だと聞いています。 湯沢市にお立ち寄りの際は、是非ご賞味あれ。

所在地 : 秋田県湯沢市表町1丁目1-28MAP→

電話 : 0183-73-2623

そば・・そば処長谷山

雄勝郡羽後町西馬音内の「そば処長谷山」さんの蕎麦をご紹介します。今回いただいたのは、せいろそば(大)です。

西馬音内(にしもない)には、おいしい蕎麦屋さんがたくさんありますが、その中で本手打ちの蕎麦屋は長谷山さんと弥助そばやさんだけです。 この2軒は共にハイレベルなお店ですが、ルーツが異なり趣もかなり違います。興味のある方は交互に食べ較べてご自分の好みを選んでみてはいかがでしょうか。 書き足しになりましたが、端縫いダイニングさんも手打ちかもしれません(未訪問)。

さて、長谷山さんの蕎麦の最も際立ったところは、その「そばつゆ」にあるとライターは思っています。 ほとんどカツオの出汁で占められているのではないかと思えるほどカツオの味わいが特徴的で、昆布だし以外の余計な甘みがないのに優しい旨味を感じます。 どこのお店も味付けに個性があるわけですが、長谷山さんのこの味わいは、たぶん、県内はもちろん山形県辺りでも希少なのではないかと思われます。 そばつゆですので、京都辺りの「おだし」みたいに薄味ではありませんが、華のある上品な香りと旨味は共通で「ああ、日本の味だ」とひとりごちてしまいます。

そば粉は、そばの実のハービーなところと芯に近い部分をうまくミックスしている感じがします。 麵に仕上げるには、熟練の技と力仕事が必要なことは皆様ご存知でしょうが、毎日続けるメンタルも大変だと思います。 コンピューターの文字よりも微小な揺らぎのある手書きの文字の方が味わい深いのと同様に、手打ちの蕎麦には格別の食感とのど越しの良さがあります。

長谷山さんの蕎麦をいただいていると、ライターは、渓流沿いの茶店の腰掛に座り、せせらぎを眺めながらすすっているようなイメージを抱き、 すがすがしい気持ちになるときがあります。 また、私はこのお店ではあえて天ぷら(えび天はゴロンと大きい)を付けないことの方が多いです。それは、食べ終わった後の蕎麦の余韻を楽しみたいからです。 そんなストイックな食べ方をしたくなるほど純な蕎麦だと思います。ただし、言い添えておきますが、天ぷら付きを食べたいという方のほうが多数派なことは間違いないでしょう。 なお、冬季間の「鴨せいろそば」は、また違った濃厚な味わいで具だくさんな蕎麦です。

西馬音内の蕎麦店はいずれ劣らぬ名店ぞろいですが、是非一度「そば処長谷山」の蕎麦をご賞味あれ。

所在地 : 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字川原田76-6MAP→

電話 : 0183-62-1227

【番外編1】

おでん・・いさわ産直センターあじさい

ライターは基本、スーパーやコンビニのお惣菜には手を出しません。 なぜなら、化学調味料等の添加物がほぼほぼ入っているからです。

そんなバックグラウンドを持つライターですが、岩手県奥州市を訪れたとき せっかくだから地元の味をいただいてみようと思い、「いさわ産直センターあじさい」 で「おでん」を買って食べました。そしたら、とにかく美味しかったのです。 大変失礼ながら、市街地の中でもなくポツンと立地する店舗に大きな期待を 抱いていませんでしたが、感激の出会いでした。

おでんは、昆布のだしに加えて、鰹でも煮干しでもない 何かの風味が加わっていたのですが、前沢の近くだから牛肉系かとも思いましたがライターの 修行不足ではっきりわからず、強いて挙げるならば貝系のだしなのかもしれません。 京風のあっさり味ではなく、比較的ガツンと醤油を効かせた味で、コンニャクにも しっかり味がしみ込んでいて、大根も素材の味を生かしつつ出汁が効いていて とてもおいしかったです。食べた後に歯の周りに調味料や砂糖がまとわりついているような 嫌味が全くなく、時間をかけて手作りされた、まさしくライター好みのお味でした。

店内には他に、炊き込みご飯やいなり寿司、様々な味のお餅などのお惣菜と地元の野菜が 並べられていました。岩手県内の方はもちろん近県の方にも是非立ち寄ってみて欲しいお店です。

所在地 : 岩手県奥州市胆沢小山字小田切214MAP→

電話 : 0197-47-2345

【番外編2】

ラーメン・・丸長

岩手県一関市のラーメン「丸長」さんに行ってきました。

店内は、カウンター席のみ。席に着くと、おかみさん(?)が、物腰柔らかく水を出してくれました。おいしい水でした。雰囲気的に、テレビの音と調理音だけの静かなお店で、 店長さんが穏やかな声音の方ということもあり、リラックスして待っていられました。

いよいよ実食です。ひと口目で鶏や煮干のダシやネギ油で「オッ」っとパンチを繰り出すようなお店が多い中、 マルチョウさんのラーメンは、じわじわ追い込んでくるかのような感じでした。醤油ベースのスープは、たぶん、カツオ等の節、ニシン干し、鶏ダシだと思いました。 余計な調味料を加えていない純なスープで、長年作り込んできたと思われるまとまりの良さを感じます。

麵は、ひとすすりでクオリティの高さが分かります。細麵ですが、最後まで腰砕けにならない引き絞まった麵で、噛むと小麦粉の味が香ります。 手切りしたかのように角が立っているのでのど越しが良く、持ち上げたとき良くスープをすくいます。気取らずにズルズルと頬張ると、スープの旨味と相まって「んー、おいしい」が連チャンになり 味覚中枢を侵略してきます。最終的に、どんぶりの底が見えるまでにいただいてしまいました。

近県のお店ではトロリと口の中で溶けるようなチャーシューもありますが、ライターは硬めの方が好みです。 マルチョウさんのチャーシューは、適度に噛み応えがあり脂身のところはプルッとして、素材の味を生かした絶妙な漬け具合で、ライター好みでした。

お店の前には駐車スペースがないので、車は「市営駅前北駐車場」に置きました。食べ終わってから車の中でお茶を飲み、おもむろに出口ゲートに向かい料金を払ったのですが、 なんと、たった100円でした。一関市行政サービス最高。皆様も一度、おいしい「丸長」ラーメンをいただきに来られたし。

所在地 : 岩手県一関市上大槻街2-34 マルチョウビル1FMAP→

電話 : 0191-23-2001